ナカノカナ

目撃者のナカノカナのレビュー・感想・評価

目撃者(2017年製作の映画)
1.2

中々にストレスフル(褒めてる)

主人公の中に芽生える、殺害現場を見てしまったが故の交錯する気持ち。

犯人との間に緊迫感
家族との間に焦燥感
警察との間に不信感
隣人との間に嫌悪感

国民性も相まってか、本当に焦ったい。
(正直、日本も同じ感じになるんではないかなと...)
アメリカならヒロイックな国民性で俺が逮捕してやるってなるんだろうけど、韓国ではそうはならない。

早く犯人が捕まればみんな安心して暮らせるようになるはずなのに、見なかったフリをして、無かったことのようにしようとする。

それでも顔を見られてしまった目撃者は、ただ無かったことには出来なくて...というところにかなりジレンマが感じられますね。

つい息を止めて見入ってしまいました笑
ただ、そこまでめちゃくちゃいい出来か?と問われるとそんなに好みの作品ではなかったかな。
正直、犯人の人となりが垣間見えない作品はその場限りの印象が強くて、あまり楽しめないんですよね。