エージェント竹

目撃者のエージェント竹のレビュー・感想・評価

目撃者(2017年製作の映画)
3.5
前にNetflixで見つけてからずっと気になっていた作品。ようやく観れました。

サイコスリラー、ホラーサスペンスといったジャンルなんですかね。
妻、娘、新居。三つの宝物を手にした男は偶然家の前で殺人が行われているのを目撃してしまう。しかし実は犯人側も見られていることに気づき。。

かなり手に汗握る映画でしたね。主人公に感情移入してしまい、自分なら本当にノイローゼになるくらい迷いますよね。ただ犯人の精神状態を考えると通報されようがされまいが殺しにくるかもしれないので僕ならやっぱり警察に全て話して家族を保護してもらうかなあ。

しかもこれただのサスペンスホラーじゃないんですよね。なんだろう。今の社会の(特に日本とかもまさにそうだと思う)「自分に関係ないものには関わらない」っていう精神というか構図がバンバンに描かれてましたね。
昔は「子供110番」といったステッカーを貼っている家がいっぱいあって、何かあれば駆け込んで助けを求められる、助けを求める人に救いの手を差し出す感じがいっぱいあったと思うのですが。今もあるんですかね。この映画を見て下手したら知らんぷりを決め込む人が居そうでゾッとしました。
ただいざそんな状況になると自分はどうなのか。その事件に自分が巻き込まれることを承諾するのかと言われると即答できない自分がいますね。

そういうことを見直す映画でもありました。