教育心理学の
"遺伝子 vs 環境" の講義で
双子研究についても触れられまして
すごっ！と思った記憶が
今も鮮明なんですが。
映像化は
それをさらに上回ってきましたね。
言葉や数字のデータでなく
実際の双子、三つ子の
インタビュー映像が見られるとは。
Netflix、ありがとう！
遺伝子研究において
同じ遺伝子を共有する別個体である多胎児は
常に注目される存在で
なにが "ヒト" を形成するのかの解明に
何役も買っている、と言われるんですよね。
だから
全く違う家庭で育った三つ子が
偶然再会して
お互いの共通点、相違点を
照らし合わせることができたというのは
非常に興味深いことだと思います。
…当事者でさえなければ。
ネタバレ回避で
ふわっとだけお話しすると。
このドキュメンタリーは
再会できてよかったねええ！
遺伝子すごいねええ！という
のんきな特番スタイルには着地しません。
前半とは違うニュアンスの
「本当に？？」を呟きたくなりますし
最後には
かなり重めの宿題を出される感覚…（笑）
でも
子育てや教育にあたる人や
人間の人格形成に興味のある人には
一度観てみてほしい作品です。
