ゆき

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人のゆきのレビュー・感想・評価

3.7
それぞれの人生

ゾッとするドキュメンタリーでした。
何にかって、人に対して。
にこやかに話すことなのだろうか、飲みながら話すことだろうか。
真摯に追った学者や監督、関係者の熱量の差にもゾッとした。
大事に息子を育ててきた里親たちが、メディアに訴える目が脳裏に焼き付く一作でした。
妻たちが選んだ相手のどこが好きか話すシーンが何より安堵した。
2018年のTIFF見逃していた作品。
観れる機会があって嬉しかった半面、勧めがたい作品でもありました。
人格形成にまつわる真理の探究は永遠に続くべきだと思う。謎があるからこそ面白いから。

***
大学入学を機に発覚した、同じ顔の兄弟。二人の再会は3人目をも呼び寄せた。3つ子の青年たちに託された数奇な人生の真実を追ったドキュメンタリー。
ゆき

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