kotomi

mid90s ミッドナインティーズのkotomiのレビュー・感想・評価

3.9
やっとみた〜
全然プッシュもへたっぴで、危なっかしさ満点な状態で下り気味の車道滑るのは、まじで死ぬよ?と、ひやひやしてしまった笑

最初はうぇーいな感じで、想定内〜といった感じなのだけど、だんだんとそれぞれの心模様がみえてきて、やっぱスケーターだな、、となった。
スケーターの中には、もちろん女の子と遊んで、お酒飲んで、スケボー滑って、お金それなりに稼いで、人生楽しければいいってタイプもいれば、スケボーにしか興味なくてずっとスケボーのことしか考えてないタイプもいて。十人十色なのだけど、一貫してることは“くだらないことを必死にやる”っていうスタンスだと勝手に思っている。(もちろん違う場合もあり)
クソみたいな人生だけど、前向きにやっていくわけでも、落ちるわけでもなく、ただ今を受け入れられる人が多い。

そういったことが、結構リアルに描かれているなぁと思った。

だけど、対立するような表現は結構ギコかったなぁ〜。




お兄ちゃんが、ずっとジュースを飲んでることに結構込み上げてくるものがあった。
お兄ちゃんはかっこいいものを求めて、クールになろうとしている感があるのに、やはりいろんなトラウマだったり、偏ってる部分があって、実は弟より子ども。そこがジュースでよりキラリと光っていた。


人間ってのは、ひどい世界にいても、流されず自分の考えを選択できて、死にたくなるくらい辛く、悲しいことがあっても、立ち直るパワーを持つためには、何かをしなきゃならない。揉まれなければならない。それが世間からは嫌われることがあっても。
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