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mid90s ミッドナインティーズのkazataのレビュー・感想・評価

4.5
『EIGHTH GRADE』同様に日本公開渇望!のA24作品をアメリカでのDVDリリース日に即購入…それがようやく届いたので即鑑賞。

もうね、期待以上だよ!
お見事ジョナ・ヒル監督(&脚本)!!
あの頃のガス・ヴァン・サントとラリー・クラークを掛け合わせた感じの作風で、、、ってことは個人的には大好物なわけなんですが。

年上のヤンチャな兄ちゃん達に憧れて背伸びしたくなっちゃう思春期少年の心情が見事に表現されているんじゃないでしょうか。そして、いつもクールに見えた彼らが抱えていた闇も知ることになって……からの愛に溢れたラストシーンの感動と言ったら!"大事なことは言葉で説明じゃなくて映像で語る"──さすがわかってんじゃんジョナタン!!

自分は三兄弟の長男っていうこともあって、兄貴のルーカス・ヘッジズ君に共感しつつ見ていたのだけども、弟くんの心情もあの頃の自分とピッタリ同じで感情移入しまくりで!自身の小中学校の頃を思い返し、日常的に最年長ポジションだったからこそたまに友達の兄貴やなんかに可愛がってもらえた時はすごく嬉しかったわけで……その時の感情って今でも覚えているもんね。
ウォーミーな感情を思い出させてくれてありがとうジョナタン!!

(DVD特典の未公開シーン…兄ちゃんにプレゼント買おうとするシーンも良かったけどね!)


で、見終わってすぐにコンビニ行ってオレンジジュース買っちゃいました……というのも『スリー・ビルボード』(にもルーカス君出てましたね…)に続いて感動のオレンジジュース!最強!!(笑)

というか、世間的には「なんでティモシー(シャラメ)がオスカーノミネートされないんだよ!」なんて言われてますが、こちとら「ティモシーよりもルーカス・ヘッジズだってば!」な思いもあるわけでして……公開待機作『BOY ERASED』(知らぬ間に『ある少年の告白』って奇妙な邦題がついてる…)や『Ben is Back』でのルーカス君の活躍に期待せずにはいられません!
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