KEIYA

mid90s ミッドナインティーズのKEIYAのレビュー・感想・評価

4.0
俳優のジョナ・ヒル初の長編映画監督作品。90年代のLAを舞台に、家庭に問題を抱えるある少年がスケボーを通じて地元の悪ガキたちと出会い、新しい体験をしたりハメを外したりしながら成長していく青春物語。

90年代のLAで本当に撮影したかのような描写で、ドキュメンタリー感もあり、当時のLAを本当に見ているように感じさせてくれる映像に驚いた。また、無名の俳優たちの会話も台本がないかのようなリアルな言い回しで、嘘のない、作り物では無い、彼らのリアルライフを見ているかのようだった。
夢を追いかけたり、家庭に問題を抱えていたり、相手に嫉妬したり、仲間を思いやったり、ハメを外したりと苦くて甘い青春時代の出来事に共感や懐かしさを感じる映画。
ルーカス・ホッジスやキャサリン・ウォーターストン等、今勢いのある新人俳優が脇を固め、非常に見応えのある作品だった。
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