何かにのめり込む時ってそうそうこんな感じ!
そんな映画でした。
主人公スティーヴィーはスト2ガイルのTシャツを着て、ベッドはタートルズのシーツ、スーパーファミコンで遊ぶ男の子。家庭環境は悪く、兄に暴力を受け、母子家庭の母とは折り合いが悪い。
そんなスティーヴィーがスケボー仲間に受け入れられ、スケーターカルチャーにどんどんのめり込んでいきます。その過程がまさに90年代中盤のアメリカ文化や音楽を背景に淡々と語られていく。
部屋のポスターを張り替えたり、兄の部屋にこっそり入ってファッションや音楽を学んだり、スケボー仲間との悪い遊びや性体験まで経験して自分だけの社会が作られていきます。
ラストのアレの雰囲気は本当に懐かしい90年代感がある上に、映画としては反則級の演出!
兄とのフード描写も素晴らしいです。
ジョナ・ヒル監督作品が上映されてる横で、ジョナ・ヒルの妹主演の『ブックスマート』も上映されてる日本の映画館。どっちも見るべき!
A24作品、さすが!ハズレなし!