トムトム

mid90s ミッドナインティーズのトムトムのレビュー・感想・評価

3.5
ジョナ・ヒルの初監督作品でA24製作となれば見逃す手は無いと鑑賞しました。
結構人が入っていました。

90年代中盤のロサンゼルスを舞台にジョナ・ヒル自身の自伝的とも観ることのできる少年の成長物語です。

誰かの言っていたジョナ・ヒル版「レディ・バード」というのも肯けました。

主人公スティービーを演じたサニー・スリッチくんの演技が素晴らしかったです。
笑顔も素敵です。
背伸びして年上の仲間入りしようとする感じが最高でした。

でも小学生で童貞卒業は背伸びしすぎやろ。
そらルーベンも喧嘩売ってきます。

スティービーのスケボー仲間もみんな素晴らしいキャラでした。
特に黒人のレイを演じたナケル・スミスが良かったです。

しかしなんと言ってもルーカス・ヘッジスの使い方がイイ。
あのナイーブさは素晴らしいです。
ここにジョナ・ヒルのセンスを感じます。

ラストも大好きです。
トムトム

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