13歳の少年と屈強で力関係が歴然とした兄、少年が憧れるスケボー界隈の青年達との関係性の話。
思春期の感情がぶつかり合っている映画。
兄への強い劣等感がスケボーボーイ達への羨望みたいなものに強く転換されている気がする。自分は兄弟がいないので、こんなに強く兄弟に想いを感じるものなのかと、勉強になった。(時代・国柄もあると思うけど)
主人公は母親のことをあまり気にかけていないように思える。若干親目線でも観ていたので、それを悲しく思いつつ、一方で兄の母への想いを感じ取った。兄、一体どんな葛藤があったんや……。
そんな感じで、主人公以外の登場人物の裏側ももっと知りたくなる話だった。
フォース・グレードの境遇とフィルムの関係性を考えると、いろいろ想像できてグッときた。
彼が映画を語るシーンはアドリブらしい。一番好きなシーン。