家庭の困難や社会の歪みから逃れた先にある、言ってしまえばホモソーシャルな空間に確かに存在する温かみを、その攻撃性を批判的に見ながらもその環境が救ってきたものを肯定したいみたいな思いを最近抱えていて、この映画はまさにそういうことを主題にしているので色々考えた
時代を掴み取ったエモーショナルな素材選びや表現が話題になるけど、暴力的なシーンは本当に痛々しくてそちらの方に染み入った 青春映画の中でもここまで痛覚を刺激するのってそんなないんじゃないだろうか
様々な痛みを経験しながら大人になっていくっていうのはそうなんだろうけど痛いものは痛いし嫌だし、絶対に10歳ちょいの子供に経験させていい痛さじゃない
そこのリアルさがただの甘エモ青春映画じゃなくしてる
曲選びは良いがそれよりもトレントレズナーの劇伴が良い
僕も小学校の頃、友達の弟と危険な遊びをして頭から血を流させたことがあります これはマジで反省している
