どーもキューブ

夢の涯てまでものどーもキューブのレビュー・感想・評価

夢の涯てまでも(1991年製作の映画)
4.4
 マイベスト、ヴィムベンダーズ


ヴィムヴェンダーズ脚本監督。

僕のヴィムベンダーズベストだ。

大概「パリテキサス」驚異的な優しい眼差し「ベルリン天使の詩」を挙げる方が多い。

しかし、

本作のオリジナリティ溢れる無国籍なサイエンスフィクションは

一見大失敗(結構コケたらしい)にも見える

しかし

日本の合作主演パートも有り、全くみたことない映像がくりだされる。

日本パートにあの笠衆智が重要な役で主演。(「東京画」も本作のロケハン作品にも見える)

竹中直人さんも可笑しな役でチョイ出!

視線を巡る視力回復SF!ウィリアムハート
サムニール
ジャンヌモンローというすんごい取り合わせ!

娯楽性に走らないあくまでヴィムベンダーズの持ち味を保持し、

お金をかけた壮大なSF。

歪曲した日本像に笠さんの静かな佇まいが素晴らしい趣!

2009年2月レビュー

追記
廃盤で再発のぞまれますね。ユニバーサルさん、ヴェンダースさんに交渉して権利販売お願いします。

かつての私は、ベストとと言ってましたが、今は違うかな?まだあんまり見れてないですし、挫折作品多数。

本作見たとき新しいヘンテコさがあって、びっくりしたんですよね。

タランティーノ「キル・ビル」のようなフレッシュさ

だってウィリアムハートと日本と笠智衆がミックスされる映画ってなんなのよ!

視力を求める物語り!ってなんなのよ!

ハイビジョンがどうのこうの言われていた頃、NHKとか関わってたかしら?

とにかく見たことない良い意味での豪華、やりつくしたヴェンダースの和洋独折衷映画

もう1回みたい作品です。
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