めかぽしや

サンセットのめかぽしやのレビュー・感想・評価

サンセット(2018年製作の映画)
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第一次世界大戦勃発前の
オーストリア=ハンガリー帝国の
ブタペストの高級帽子店に
先代の娘イリスかやってきて事から
進むストーリーです。

戦争前という時代背景だけあって
華やかだけど何処と無く退廃的で
下り方向に時代が流れていくのが
感じられます。

女性はまだコルセットをして、
レースの服や豪華な帽子を
身に纏い、それが見たい一心で
この作品を選びました。
なかなかヒントにもなりましたよ。

先代の娘でも邪魔な存在であったイリスは
煙たがれますが、
今まで知らなかった事、自分には兄がいて
その兄は殺人者で逃亡中だと知ります。
そして兄を知る人から話しを聞き出し
パズルのピースを埋めていくのです。

帽子店に訪れたフランツ・フェルディナント皇太子、ゾフィー皇太子妃は
1919年に暗殺され、
歴史的に重要人物です。


ネメス・ラースロー監督は前作に
サウルの息子を撮ってますね。
本作もイリスの感情によって
視線がぼやかされてます。
この分かり難さもわたしは良かったです。


サンセットはオーストリア=ハンガリー帝国、もしくはヨーロッパの日の入りであり
第三帝国が生まれることがサンライズなのでしょうか。
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