監督の手法が
まんまサウルと同じでびっくりした。
彼女の着ているドレスや
帽子屋をいろどる帽子の美麗さ。
セットらしい町並みのらしさ。
サウルが閉鎖的な場だったのに対し
こちらは町だから、彼女の目線でそこを動き回る。
ただ彼女の行動は
サウルの信仰に支えられた息子への愛ゆえと理由づけできたのに対し
まったく意味がわからない。
彼女はいったいなにがしたいのか。
あまりに無謀であまりに無知で
ただ動き回って周囲を巻き込んでいく
お騒がせなお嬢さんってことじゃ納得できないし。
悩む。終わってからもかなり悩んだけど
わかんないもんはわかんない。
なのに、つまらなくはなかった。不思議映画だった。
2019/3/20