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サンセットのmasaのレビュー・感想・評価

サンセット(2018年製作の映画)
3.4
『サウルの息子』のネメシュ・ラースロー監督が放つドラマ。
20世紀初頭のブダペストを舞台に、親がのこした高級帽子店の秘密と兄の足取りを追う女性の運命を描く。

1913年、イリスは、他界した両親がのこしたレイター帽子店で働こうと、ブダペストにやってくる。
だがその店は、裏でウィーンの王侯貴族に従業員の女性を提供していた。
オーナーのブリルに追い返されて落胆する中、イリスは自分にカルマンという兄がいることを知る。
伯爵殺害の事件に関わっている彼を懸命に捜すが、その足取りをつかむことができないが……

『サウルの息子』の監督による作品ということで楽しみに鑑賞。
相変わらず後方からブラしたカメラワーク、慣れないと気持ち悪くなるかも。
しかし、この監督の作品の根底に隠された意味、謎を読み解くのは、ほんとに至難の技だ。難解で終わらせたくない貴重な作品。
しかし…眠いし長い…正直何度も寝落ちしたが作品としては、逸品。
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