Noah

ナイチンゲールのNoahのレビュー・感想・評価

ナイチンゲール(2019年製作の映画)
3.7
19世紀初めのオーストラリアを舞台にした血と泥に塗れた復讐劇。

イケメン顔の将校がマジでクズすぎて殴りたくなるレベルで胸糞悪くなる。しかも復讐の動機となるシーンでの主人公クレアに対する仕打ちは、クレア本人のつんざくような悲鳴も相まって本当に耐えられない。

そこから始まり復讐の鬼となったクレアが似て非なる境遇のアボリジニ、ビリーと次第に心を通わしお互いを理解していく様子は、世の中悪いことばかりではないと思わせてくれる。

そこから迎えるカタルシス。予想は出来るものの多くは語らないエンディング。そして諦めと希望が混ざり合い美しく終わるラストシーン。このシーンは今後ずっと覚えてると思う。
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