このレビューはネタバレを含みます
あまりにも凄惨。人である事を奪われる、ってこういう事か…と戦慄する。
主人公のクレアは速攻で復讐を決意して殺意のままに敵を追うものの、道中道案内を頼んだアボリジニ・ビリーとの不思議な絆が芽生えたが故に(もしくは時間の経過のせいで)色々な物を感じ入る隙間ができてしまったような。
流刑地であるタスマニアのジャングルとボロボロのドレス、ビリーとの奇妙なコンビ、滑稽さすら感じる敵一団という変なバランスが本当に絶妙だった。
ラストシーンの爽やかさはなんだろうね…
見る人を選ぶ作品だと思うしダメな人は本当にダメだと思う。