東京国際映画祭、6本目
発売日にチケットが速攻で売り切れ、完全にプレミア化していたこちら。私も争奪戦には見事に破れ、半分諦めてましたが、なんと今朝一部の席が解放されており奇跡的にスクリーンで見ることができました…! やったーー
キュアロンが少年時代を過ごした1970年代のメキシコ、その記憶を断片的繋ぎ合わせた自伝的映画。
メキシコ中流階級の生活が丁寧に映し出される前半、徐々に暗雲が立ち込め怒涛の展開となる後半。タイトルバックから溢れ出るセンスに惚れ惚れ。もちろん映像は素晴らしかったですが特に驚いたのは音響。
遠くの方で聞こえる鳥の声、右から左へ押し寄せる波の音の臨場感。あの音の体験は自宅のpcではとても再現できない、贅沢なものでした…
劇場公開を想定されて作られた映画なのにNetflixのみの配信になる予定で今一部で議論を呼んでいますが、個人的には期間が短くても良いので劇場公開して欲しいところ。これはまた是非スクリーンで見たい。素晴らしい映画体験でした
