このレビューはネタバレを含みます
白黒の美しさに胸を打たれた。特にやっぱり海。なんでだろう、とにかく綺麗。
オープニングの時点で、あぁ凄い…ってなる。水が鏡になるという発想。カメラワークも定点とか横滑りが多くて、とにかく撮り方にこだわってる感じがした。
内容は召使いクレオの微妙な立ち位置を絶妙に描いていて、クレオの表情はホント上手かった。ボーイフレンド(仮)の銃を向けるシーンなんて凄まじいシーン。カメラの持ってき方も、二人の表情も。
本当は生みたくなかったと後から言うシーン。寡黙なクレオが、ホントの気持ちを端的にそのままに言ったことで、威力があった。白黒なこともそうだが、観ている側が考える余白がたくさんあった。自分好み。
