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ROMA/ローマのkoheiのレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.6
昨年度のベスト10に入れるほど好きな映画だったけど、なかなか感想は思い浮かばないね。アルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的な作品で、ある家族とそこにいる家政婦の日常を映し出しながら、国や社会の現状までを見せてくれる。「家政婦は見た」ならぬ「彼(監督)が見た家政婦」といった様相だろうか。『この世界の片隅に』を強烈に感じさせるほど、ともすればこぼれ落ちてしまうだろう非ドラマチックな日常がすくい上げられていて胸を打たれてしまった。父親が出てくる場面だけコメディ/ファンタジックに撮られているのも愛らしい。
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