NIELSEN堀内

ROMA/ローマのNIELSEN堀内のレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
3.5
アルフォンソ・キュアロン監督の半自伝的作品。彼の家政婦に此の映画を捧げて居る事から、明確では無いにしろ幼少期にメキシコで激動の時代を体験したのだろうと察知しました。冒頭の水を流したタイルの描写、日常の生活と同時に映し出されるメキシコの動向、浜辺での家政婦クレオが本音を吐く場面。モノクロの映画なのに澄み切った美しい世界と家族(擬似家族とも言える)の絆。ある意味映画館で上映されるべき作品だと思います。アカデミー賞最多ノミネートの今作、もし受賞されれば色々な人に観て貰えるし、また違った価値観の感想も聞こえて来るでしょうね。
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