ゴーペガ

ROMA/ローマのゴーペガのレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
3.8
「ゼロ・グラビティ」ですっかり気に入ったアルフォンソ・キュアロン監督。新作は、なんと劇場公開なしのネット配信・ネットフリックスでの公開。先日の第91回アカデミー賞で、監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3冠に輝いたのも話題の本作。全編モノクロームながら、まるで「色」を感じる絵作り。非常に美しい。画面のほぼ全てにピントが合っていて、プロの写真家の写真集を見ているようです。お話は、1970年のメキシコで、ある中産階級の家族の家政婦を通して、その家族の4人の子供たちとの交流や、彼女自身のドラマを描いています。「父の不在」、「生と死」のテーマは、「ゼロ・グラビティ」に引き続いてのものでしょうか。他作品は未見ですが、結構このテーマで撮っているみたいですね。後半近くのドラマの盛り上がりもすごく、見て良かった作品です。
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