<映画とは、まさしく>
東京国際映画祭(TIFF)本番前に学生応援団が映画をレビューするのも、今年度はこれが最終週！
ラストのテーマは、「TIFFで過去に上映された映画🎥」
一本目は『ROMA／ローマ』です！
今年のヴェネチア国際映画祭では『ジョーカー』が金獅子賞を受賞し、大いに盛り上がりましたが、
昨年もNetflix配給の本作が選ばれ、それもまた大きな話題になりました。
Netflix作品は様々な波紋を呼ぶことも多いことが事実ですが、『ROMA／ローマ』こそ映画館で観るべき映画だと僕は思います。
そして昨年度(第31回)のTIFFで、何と本作が日本で初めて劇場公開されました。
まさに、超濃厚な135分。
メキシコシティのローマという地区を舞台に、物語が展開されます。
家から一歩外に出ると、そこには壮絶な情景があります。
それでも人には毎日、喜びがあり、悲しみがあり、変化があり、日常がある。
まさに人生そのものをこの映画は映し出しているのではないのでしょうか。
そして、映画館で観るべき映画と言わんばかりの、素晴らしい映像と音楽。
カメラを固定したまま水平方向に移動する撮影手法が効果的に使われており、そこにはとても広大な景色が広がっています。
海の音など非常に臨場感があり、まるで自分もその場にいるかのよう。
「映画っていいなぁ」と思わずにはいられない一本です。
かめ
