ROMA/ローマの作品情報・感想・評価

上映館(60館)

ROMA/ローマ2018年製作の映画)

Roma

上映日:2019年03月09日

製作国:

上映時間:135分

あらすじ

「ROMA/ローマ」に投稿された感想・評価

Q9Q9Q6

Q9Q9Q6の感想・評価

5.0
どの一瞬を切り取っても美しすぎる映像美。登場人物から一定の距離を置いた静謐な長回しカメラワーク。全てが好みでした。エモーショナルに弱者を描くのではなく、淡々と静かに描くその手法にただただため息が漏れました。
まなみ

まなみの感想・評価

5.0
観たよ



これほどまで愛おしい映画に今出会えた事をとてもとても嬉しく思う
序盤の単調さも何もかも全てが愛おしく、まるで色褪せかけていた思い出のアルバムを覗き見しているよう…

白黒ながらクリアーな画は古めかしくもあり新しくもあり、懐かしさと今っぽさを感じる才ある画作りや終始流暢なカメラワークに酔いしれる

ストーリーは至って地味
家政婦のクレオをメインに静かな日常が徐々に毛色が変わり始めぐらぐらと変化が訪れる
このクレオは監督が幼少期にお世話になった家政婦リボ(最後に本作を捧げられる女性)がモデルだそう
幼少期を思い返す様な温かい目線が感じられ、キュアロン監督の彼女に対する思いをとても感じる
それが何とも優しい

印象的な画から読み取れるその背景が監督の昨今の作品への影響等を感じ取る事が出来るのも嬉しい!
それだけでなく敢えての白黒や独特の引きの画、水平移動のカメラワーク等はキュアロン監督がこの頃へタイムスリップしたものの、傍観するだけで何もできない…そんな本作に込められた意味合いを理解するとまた味わい深くもある

劇中にある「血の木曜日事件」や当時の社会情勢が垣間見える中で階級の異なる2人の女性が同じようにクズ男達に苦悩させらる…
そんな不条理な現実に思わず顔を顰めてしまった😠

クライマックス、泳げない筈のクレオが波にさらわれそうな子どもたちを助けに行く場面(ワンカット風が更に不安感を煽る)
思わず身を挺して助けに行く描写やそこからの浜辺で寄り添う宗教画的なショット(ポスターの画)美しい夕陽が家族を照らす…
ここは何度でも思い出したくなる素晴らしいシーンです
そこに見える階級を超えた信頼の形に涙が溢れて止まらなかった😢

冒頭、床に映っていた飛行機が最後は空を飛ぶ様子を見せて終わる…そんな光あるラストまで、どこを切り取っても大好きな映画です




てかな、"はやぶさ団"だかなんだか知らんけど臭っても武術を学ぶ者があんな風に女性を脅す人間性は如何なものか?
武術は精神力をも鍛えるはず
彼は何を学んでいるのだろうか?

フェルミンの間抜けすぎるチン◯ンぶらぶら棒術演武がそんな彼の何か違うアンバランスさを物語っていた気がする
ふわ

ふわの感想・評価

4.5
すごく良かった
平和な日常からじわじわと嫌な空気が漂って、でもまた平和な日常に戻ってくる。
その時間の流れは、彼女ら家族にとって、今後どんなことがあっても大丈夫だという救いがあった。
セピアで表現される透明さ。光が綺麗。
何も起こっていないが、ささやかなあらゆることが起こっている映画。綺麗だった。
咎

咎の感想・評価

3.8
ネタバレを防ぐ為に前情報無しで観たので舞台が分からなかった…メキシコシティなんですね…。
1970年頃の政治的な事は一切わからず、淡々とした家族と家政婦達の日常でした。監督の半自伝的話と聞いてなるほど…となりました。
メインビジュアルにもあるビーチのシーンがとても切ない。男達がどうにもこうにもクソ野郎。

オープンセットを使ったカメラワークは好き。最初のシーンも水面に反射する景色の撮り方が美しい。

ストーリーが単調なのでネトフリで観ると集中力切らしそうだったから映画館で観れてよかった。

映画界で絶賛される程、私的にはハマりはしませんでした。
長回し、奥行きのあるカット、モノクロ、音、全部に圧倒される。映画館の大きいスクリーンで観てよかった。
内容に関して、もともと評価は高かったし賞も取ったけれど、他のこういった映画と何が違うの、なんて思いながら観てたけど、観ている内に出ている全員に感情移入してしまうような日常だった。あくまでも日常だけど、良かったなあ
表現する言葉が見つからない類の、そんな感じのすごく良い映画だった。
久しぶりに予備知識なしで観たらものすごく集中した。何人かで観たから泣きそうだったけどガマンした。それも久しぶりな感覚だった。
ノース

ノースの感想・評価

4.0
@シアタス調布 ウルティラ
こんなん企画の時点でストーリーとか見せられても「は?そんなん面白くなるわけないでしょw」と私だったら言うと思うんですけどね、こういうの製作できるNetflixマジ凄いっすね。
でも出来上がったこれ、劇場公開される前にNetflixで見た人クッソ可哀想じゃないすか?劇場で観てナンボの作品なのに、タブレットなんかで見たらどう考えてもダメでしょ。Netflixの日本法人は劇場公開の時期とかアナウンスとか少し考えた方がいいですよ。日本以外じゃバンバン劇場でかかってるんだし。
でも劇場公開する上でハードルになったと思しきシーン、クソみたいなモザイクが入る映画が多いですけど、必要な表現がそのままオリジナルなのは最高でしたね。頑張った。
という具合に、Netflixを褒めりゃいいのか文句言えばいいのかよくわかんないですけど、とにかくキュアロンがやりたい放題やってて最高でしたね。
オープニングショットからしてもうね。「え?壁...?地面なのか...?水、ハイハイ...。えっ...このタイミングで映り込むのスゲー、っていうかバチクソ画質良くね?...音響のサラウンド感もヤベー...」っていう。ラストシーンとも呼応してるし、何より地面を撮ってるだけで映像としてこれだけ面白いっていうのが事件だと思いましたねw 白黒なのも古さ表現とかじゃなく、チョーきれいなフレッシュな表現にアップデートされてるし、なにより起伏の小さいストーリーを補う映像的な面白さ表現ですよね。
映画全体の作りもすごく特徴的っていうか、スタティックなカメラのパンで部屋の中をグルグル撮ったり、かと思えば外では横移動の長回しとかさ、画面の中での配置も面白くってメインの人物をクローズアップとかせずに撮ったりカットバックしないで撮ったりするのにその割に周りの美術とか登場人物以外のモブが結構ガチャガチャやってるみたいな。
ざっくり言うとこの映画って、ある女性の記憶というか物語を端的に記録しただけみたいなテイストですよね。別にその物語自体が興味深いとかってわけでもない。でもそれが「社会のなかの一つの物語」っていう感じがする。要はなんか色々と社会には大きな物語っていうのは存在するんだけど、それとは別に市井の人々一人一人もまたそれぞれの物語を生きているんだよねっていう。我々観客だってそうじゃないですか。映画みたいな出来事が起こるわけじゃないですけど、それでもやはり、ささやかな喜びとかちょっとした痛みや傷を抱えつつも生きていく他ないという。人に傷つけられたり救われながら生きているよねっていうさ。
別にそんな面白い話じゃないですけど、もう映像表現の力が半端ないんで持ってかれちゃいますよね。終盤の海のシーンとかどんだけヤベーんだよ。左行って右行って映すだけなのにこの説得力と美しさ、最後のマジックアワーを使ってバチーンと決めてくる神々しいショットね。普通にバロック時代の絵画作品的な美しさですわ。
なんならミニシアター系の作風ではあるんですけど、資本力に裏打ちされた大作感もあって、ぶっちゃけ過大評価されすぎな気はしないでもないですが、間違いなく良くできてるし、カギカッコ付きで本当に「面白い」っていうね。イキリオタクがキャッキャしてるだけ感は否定出来ないですけど、観るなら絶対映画館ですわこれは。
シンプルに映像綺麗やった。
階段くるりーんと回しながらクレオが部屋動いていくとことこすごくよかった。

なんとなく、100の喪失はたしかに100なんだけども、すでに持ってる別の10や100をも失わせる訳ではないみたいなことをおもった。(日本語下手

背景何も分からず観て後から町山智浩ラジオかきおこしを読んでなるほどーとなった。
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