ROMA/ローマの作品情報・感想・評価

ROMA/ローマ2018年製作の映画)

Roma

上映日:2019年03月09日

製作国:

上映時間:135分

3.9

あらすじ

「ROMA/ローマ」に投稿された感想・評価

映画が時代や場所、観客のそれぞれのバックグラウンドを越えて、時に自分とはかけ離れた人物の人生を体験させれてくれる一種の魔法やタイムマシーンであると考えるならば、本作は現時点での最高峰で最先端。

天才撮影監督エマニエル・ルベツキ共に革新的な撮影スタイルに挑戦してきたキュアロン監督であればこその、画期的且つ貫禄も感じさせる流麗なカメラワーク。
前時代的なモノクロームな画面も、作品の寓話性を高めつつ、なにより陰影の強調より、見えないはずの色彩さえ感じさせるのは何故だろう。ノスタルジーや寂寥感より、彼の地特有の躍動感というか生命力が際立つマジック。

そして、今回、劇場で観れて本当に良かったと思ったのが音響効果。街の喧騒、鳥のさえずり、隣の部屋から微かに聴こえてくるくぐもった声。スクリーン越しの世界が、作りものの世界ではなく、自分の記憶や夢の様な実在感をリアルに感じられる。

そんな映画の装置に則り、主人公たちの日常や日々の生活の中でのさざ波のような感情の起伏に自身を重ねる2時間弱の小旅行。自分にとっては、そんな映画体験的快感を存分に楽しめた一本。
(作中でオマージュを捧げられている監督作「グラビティ」とは物語や設定は真逆アプローチなれど、作品から受け取れる印象は似ている様に思う)

その特殊な公開経緯に関しては、作品の価値とは分けて語られるべきだとは思うけれど、この一見素朴(に見える)な映画は劇場公開向けの映画製作資本を得るのが実際のところ難しいのが今のハリウッドで、その受け皿としてNetflixが役割を果たした事には、やはり注目せざるを得ない。
99

99の感想・評価

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本当は生まれて欲しくなかったの というセリフで大号泣した 罪悪感に苛まれていた主人公がかわいそうだった いつでも女は悲しい 映像美に圧倒された
mio

mioの感想・評価

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ひとのシワや水の音。
白黒で表現される高い質感とリアルな映像美
みどり

みどりの感想・評価

3.8
共に暮らす家族とその家政婦たち。彼女たちのめぐっていく日常の中で、ゆっくり細やかに張られた糸は、やがておおきな優しいネットとなり、誰一人こぼれ落とさないように彼らを見守っている。
目を覆いたくなるようなショッキングなシーンが多いのに反し、意外とハッピーエンドで終わっていったのがどこか腑に落ちなかった。
それでも人物それぞれが魅力的で、特に子供たちの無垢な表情やセリフが大人の複雑な内情を引き立たせていた。
私はただここに写っているすべてを見つめていればよかった、Bravo!
nnn

nnnの感想・評価

3.8
街中、交差点、電車。沢山の人とすれ違うどこかにいる誰か一人の人生を静かに見守るような映画だった。

時々駅構内多くの人とすれ違う時、みんながどこかへ目的があって歩いている様子は、それが一つの人生のように思える時がある。一人は妊娠。一人は失恋。恋人は二人の夢を。ドン底の人の隣には絶頂期の人がすれ違う。入り混じる街の不思議。

わたしたちが世界について分かっていることはほとんどないけれど、たぶんきっと全ては愛なのだと諭されるような気持ちになった。
れい

れいの感想・評価

3.5

ゆっくり
静かに進んでいく

出てくる男が本当にダメなやつばっかり

辛くて悲しくて残酷

モノクロの感じがいいから
雰囲気を味わうやつ
ある召使の1年、みたいな話だけど登場する各男性からある種のメッセージは受け取れるかな。時代性はちょっとわからない。面白いのはカメラワークで、こんなに緩く長くカメラを振ったり横移動させたり、登場人物不在で声だけ聴こえたりするシーンが随所に効果的に入ってる作品はあまりないかも。
suuuu

suuuuの感想・評価

4.0
ラスト近くに映画的な2度波があって、2度目の波がでかいでかい。日差しの中横移動でフォローしていくあの波は、美しく過酷だ。
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