ROMA/ローマの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

ROMA/ローマ2018年製作の映画)

Roma

上映日:2019年03月09日

製作国:

上映時間:135分

あらすじ

「ROMA/ローマ」に投稿された感想・評価

冒頭のタイルが映し出されるシーンの時点でやばい。
カメラワーク、モノクロの映像。
あぁ映画観てるなぁって思った。
だからこそ劇場で観たかったな。
cooo

coooの感想・評価

5.0
日常って美しいな 1人でいるのが楽とか人といるのが面倒って思ってしまうけど、結局人って1人では生きていけないんだよな 自分と関わっている人を大切に思わないと。
pon

ponの感想・評価

3.8
どこで切り取っても一枚の写真作品になりそうな美しさがある。
メキシコの事も当時の社会情勢も全く知らないからリアルだのなんだのは言えない。
だけど、どこか遠くにあるような、すぐそこにあるような不思議な距離感をもった日常風景を感じた。
Goku

Gokuの感想・評価

1.8
表情と描写、カットへの点数
1970年代の生活が垣間見れた
憧れる日常ではないためこの点数
よくわからないが不思議な映像美。近年のアカデミーに同調される作品。娯楽要素はほとんど無く人種や貧困がテーマと思う。

このレビューはネタバレを含みます

広告を見て、面白そうで観に行きたかったのだけれど、忘れていて、ネットフリックスでたまたま見つけたので(もともとはネットフリックスなのだけれど)、思い出したように鑑賞。鑑賞後は、それに後悔。なぜ映画館に行かなかったのだろうと。それ程、映像が美しい。白黒というだけ出なくて、光の入れ方だったり、コントラストの使い方が場面によって巧妙に変えられていて好みだった。
ストーリーとしては、すごく波の無い映画とは言えるのかなと思った。しかし、だからマイナスかというとそうでもなく、むしろプラスに作用している。ある意味平凡に流れる日常がだだ漏れているような、それをただ覗いているようなテンポによって、途中から、本当に彼女の人生を背負ってしまっているような感覚に包まれる。雇用主の子供達に好かれる彼女の堅実さや、誠実さのようなものをセリフでなく、映像で覗き込む事によって「体験」し、そんな彼女が直面する妊娠の事実や、生物的父親である男の認知の拒絶、最後には死産と、全てが視聴者であり、単なる傍観者であったはずの自分にのしかかるような感覚。これは、ストーリーラインの巧妙な作り込みにあり、絶賛せざるを得ない。
さらに、小さなところに時代背景を感じさせてくるのも、当然と言えば当然だが面白いところであり、緻密さが見えるところである。妊婦の前での医者の喫煙であったり、妊婦への飲酒に対しての軽い認識、離婚ということの秘匿性(今でも、子供に離婚の事実を告げないようにするということはよく見られるけれど、段々と離婚というものへの認識の重さが変容してきていると思うので)など、ワンカットだけに見られるものだったりするのだけれど、そういうところにも凝っているなという印象。
その点で言えば、引きのカメラワークがものすごく多く、キーパーソンの動きの後ろ、横、様々なところで、関係のない人々がうごいているのが見られる。なので、次回見るときは、また新しいものに気づくのではないかと思い、ワンタイム視聴だけでなく、またワクワクして二回目を見れる映画だと感じた。
しかし、長所であり、この映画の魅力を最大限に引き出すスローペースな点が、その「焦らし」に耐えられない視聴者には、苦痛にもなり得るというのは否定せざるを得ない。個人的には、わかりやすく、瞬間的、快楽的な映画よりはこういった映画が好みではあるが 。
SINSIN

SINSINの感想・評価

4.0
日常の切り取り方が鮮やか、日常こそ最大のドラマ。
daradara

daradaraの感想・評価

4.0
陽光、煙、水面、反射、時間、感情の美

世界観を邪魔しないゆっくりとしたパンの動き、多用されるロングショット、光や影を映しとるモノクロの画面、全てが良かった。

まさに、日常に存在するものを切り取ったような映画でした。
希望が持てる映画です。

さあ、困った。人生の岐路に立つといっても過言ではないぐらいの苦境や逆境に追い込まれたとき。
そこまでいかなくても、精神的に落ち込んだときや、何かに行き詰まったとき。そういうときに手を差し伸べてくれる人たちがいます。当人にそんな気は無くても、結果的にそうなることもあるんです。今まで何度そんな人たちに救われたことか。

当たり前なんですね。理屈じゃないんです。そういう人たちは決まって「ただ、あなたにとって良いと思ったから。」「そうしたほうが良いじゃない。損するよりは。」「そのほうがいいじゃん、楽しいから」という言葉を発します。無償なときもあれば、Win-Winなときもあります。ただ、気が向いて世話を焼いただけなのかもしれませんし。
この感覚って、日本人特有のものかと思いましたが、そうじゃないんだと。人間の本能であり、万国共通なんだということを気付かせてくれる映画でした。

主人公はメキシコの決して裕福ではない家の出の少女。モノクロの映像美が、より主人公を雇っているメキシコ在住の上流階級の白人たちの優雅な生活を際立たせます。いかにも育ちの良い、表情や振る舞いからも生活水準が高いことが見てとれる子供たち。彼らの無償の愛情や存在がなお一層、この映画に深みを与えてくれます。

人種や性差、はたまた年齢差や立場も超えて、人が人たらんとするには、如何に他者を気遣うべきかを考えさせてくれる映画です。対比として、人間の性悪な部分もしっかりと描かれています。この矛盾がなければ映画の主題が成り立ちませんし、その命題こそ、あらゆるエンターテインメントを成立させているのではないかと思います。

登場人物たちの人間臭さに触れてください。ムカついたり、優しい気持ちになってください。淡々としているのですが、何か観ていて心地良くなる映画です。
そして、冒頭にも述べましたが、世知辛く、住みづらくなった今の世の中で、こういう映画が作られて評価を受けていること。そのことに希望を抱ける映画です。
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