Jimmy

冬時間のパリのJimmyのレビュー・感想・評価

冬時間のパリ(2018年製作の映画)
2.5
オリヴィエ・アサイヤス監督×ジュリエット・ビノシュ主演の映画なので観た。
全編にわたって会話が多いので、字幕を読むのが忙しい(笑)
作家や出版関係者が多いドラマで、不倫の交錯が楽しい。

出版業界は本が売れなくなってきて、電子書籍に変わりつつあり、編集者と女優(J・ビノシュ)、作家と政治家秘書という2組の夫婦を中心に物語が展開される。
ジュリエット・ビノシュは夫の友人の作家と不倫しており、ビノシュの夫は若い女性と不倫している。随分とおおらかな雰囲気。

ロマンティックなコメディを目指したようだが、さほど笑える映画ではなかった。
ただ、一箇所、ビノシュの夫が「今度電子書籍の出版時には、声はジュリエット・ビノシュがいい!」と本人の前で言う場面は笑える。

全体的に、物語が断片的に見えることもあって、個人的には感情移入して観られる映画ではなかったのが惜しい気がした。
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