ティモシー・シャラメの主役級作品は全部試写会で観れてるラッキーガールな私、今作も当てて行ってきました(応募しすぎて何枠で当たったのかハガキに書いてなくてわからないけどありがとうございます)
台風の前の熱帯夜の空気みたいにじめじめもやもやした作品、夏の間飛ばされた町で陰キャラだったのに序盤であっという間に地元一のワルとドラッグの売人になって仲間になっちゃう懐に入り込むの上手い系のティモシー・シャラメは相変わらずナヨナヨしてて可愛い。でも脚本の練りとキャラクター描写が甘いのでいまいち入り込めないまま進んでいき、107分と短めなのに長く感じるのが惜しい。
夏の倦怠感、焦燥感、いきなりなんか大胆になっちゃう感じ、どれもちょっと身に覚えがある感情で少し懐かしくなった。時折挟まれるモノローグが主人公のティモシーではなく地元の名もなき少年にした演出はすごく良い、これでティモシー視点だったらくどかったと思う。