takumi

オペレーション:レッド・シーのtakumiのレビュー・感想・評価

4.3
中東某国で発生したクーデターから中国国民を避難させるため、海軍のエリート部隊が内戦の激戦地に乗り込む…

息つく暇もなく繰り返されるエクストリームな銃撃戦、凄まじい量の爆発、飛び散る肉片、壮絶な展開。マイケル・ベイ作品を観た後のような疲労に襲われます… ブラックホークダウンや13時間のように基本的には市街地戦ですが、それらを軽く超える量のアクションでド肝を抜かれました。

戦狼2でもそうでしたが、銃さばきはかなりリアル寄りな感じ。西側の銃が基本ながら、ドローンやグラップリングガンなどのハイテク装備(実在するのかは分かりませんが)も印象的。中国海軍全面協力ということで、軍艦のシーンも迫力あります。人体破壊描写も想像以上にハードめで驚きました。プライベート・ライアンあたりと比べても遜色ないレベルでハードな戦闘でした。

ただ、戦闘シーンにウェイトが置かれてるので個々の隊員のドラマは薄め。正直途中までメンバーの区別がついてなかったし… ナイスな絞め技を極める紅一点の女兵士さんは良かったですけどね。

ダンテ・ラムの前作、オペレーション・メコンでのチャン・ハンユーのジャンピング椅子アタックを超えるシーンが出てこなかったのは残念でしたが、熱量では遥かに上回る作品でした。ミリタリーアクション映画史に残るような1本であることには間違いありません。アクション好き、ミリタリー好きなら絶対に観るべきな一本です。
takumi

takumi