ホイットモア大統領

オペレーション:レッド・シーのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.3
2018/10/7 シネマート新宿で鑑賞。

ダンテ・ラム監督『オペレーション:メコン』に続く、“行動シリーズ” 第2弾!
『メコン』はかなり良かったが、輪をかけて「ヤバい」という触れ込みだったので、遠出先の仙台から新宿までわざわざ車を走らせて観に行きました。

…突然ですが『必殺! III 裏か表か』という映画にこういうキャッチコピー/ナレーションがあります。
「人が人を殺す だが 今は、金が人を殺す」

そして、本作を観てこの言葉が脳裏をよぎった。
「人が人を殺す だが 今は、映画が人を殺す」

つまり本作は、本年度の『トランスフォーマー/最後の騎士王』映画なのだ!
あまりの情報量に脳の細胞が破壊され、考えることを止めます。何なら触れ込み以上に語彙力を失う作品だった…。

上映時間143分中120分は、銃撃戦を展開してるか、爆発しているかのどちらか。
ストーリーは『ネイビーシールズ』&『ブラックホーク・ダウン』に始まり、『アメリカン・スナイパー』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『フューリー』と、あらゆる映画の要素をこれでもかと盛り込んでくる!!

さらにアクション以外でも、プロパガンダはもちろん、『エイリアン2』のような戦場ロマンスや、スナイパーとしての成長、報道における真実の追求と、観てるこちら側にも一瞬の隙も与えてくれない。

また、中国海軍の全面協力に加え、人が銃撃や爆撃に巻き込まれるとどうなるのか?という、リアリティへの徹底も疲労の原因の1つ。今年観た映画で1番グロかったかも。

もし続編ができるなら、それこそ本当に死人が出てしまうと思うよ笑