2018年のダンテ・ラム監督作品。
「他国の領海に入ることは許されない」は、日本人が聞けば噴飯もの。ラストの東シナ海のくだりといい、中国のプロパガンダ映画と言われればそれまでだが、本作の見どころは中国海軍が全面協力した圧倒的な戦闘描写! アクションに次ぐアクションで息つく暇がない。
そして政府が検閲してるはずなのに、ハリウッドも真っ青なほど無駄に徹底したゴア描写には驚いた。指、腕、足、頭がもげる、もげる。
どこまでを史実として描いているのか分からないが、多分、自国民救出という箇所だけかな。イエローケーキのくだりは要らなかったね。
あと、テロリスト御用達のトヨタは何となく分かるが、いすゞ、三菱など、敵の車がほぼ日本車ばっかりなのは何か意図があるのだろうか。考え過ぎかな。
エンタメとして十分楽しめました。でも、エンドロールで安いラウドロックが流れてて、そこに関しては日本映画を彷彿としてしまった。まあ、日本は逆立ちをしても、こういう志向の映画は作ることができないだろうな。残念だ。