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記憶にございません!のzonomanのレビュー・感想・評価

記憶にございません!(2019年製作の映画)
3.7
ユーモアに溢れたエンタテイメント作品。
派手な演出やBGMがなくともこれだけ楽しめるのは、やはり役者陣の演技力が素晴らしいことに尽きる。

ストーリーとしても、徐々に記憶を取り戻していく中で過去の自身を悔い改め、謙虚な志で歩み始める黒田総理の姿は、観ている誰もが前向きに感じ取れると思います。

本作でも幾つか長回しのシーンはありましたが、個人的に中井貴一さん(総理)と吉田羊さん(野党党首)の2人切りでの絡みのシーンは観ていてワクワクしました。

あと、木村佳乃さん(米国大統領)は完全にコントだろっと思いながら拝見してました。

本作を通して、人生を改めることって簡単ではないけれど、一歩ずつ行動することで自身はもちろん、周囲の人間の対応も変わる、変われる。そう感じる作品でした。
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