都落ちMiyaco

記憶にございません!の都落ちMiyacoのレビュー・感想・評価

記憶にございません!(2019年製作の映画)
3.0
自分勝手に振る舞い、暴言は当たり前、聞かれて困ることがあれば「記憶にございません」で押し通す。最低の総理大臣だった主人公が、頭に石が当たったことで本当に記憶喪失になり、人の良いおじさんになってしまう。
設定がおもしろいですね。記憶を失うことで性格が変わったのか、もともと善良だったのか気になるところです。
“忖度”することなく本音で話すことで、「本来こうあるべきだ。腹を割ってオープンに話し合っていきたい」とアメリカ大統領に気に入られるなど、ちょっと風刺が効いているシーンが多くておもしろい。
ただ、見終わった後にほかの人の感想を見ていて「これってギャグだったのか」と、そこで初めて気付くくらい笑いは弱めです。かるーい気持ちで見ましょう。