のぞみ

ラストレターののぞみのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
3.5
映像美に酔いしれて、岩井俊二ワールドの虜になる。映像にするとこうなるのかと再び原作を読みたくなった。

長い初恋は美しくて残酷で、止まらない時間が過去と現在の架け橋となりつなぐ手紙は小説のように美しい。
だれかを想い、綴る手紙は尊くてせつない。

この世から実体がなくなったとしても、語ることはできる。
生命がなくなったとしても、存在していた事実は失われない。

森七菜の少女さがすてきだ。
原作を読んでいたときに思い浮かべていたままの乙坂だった福山雅治。

手紙が書きたくなった。
そして、もうすこし歳を重ね、乙坂たちと同年代になったときにもう一度観たくなる作品。
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