スチールラグ

ラストレターのスチールラグのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
3.5
男って、本当にバカ
(つくづく)

未だにそんなものを持っているのかと訊かれると、
うまく嘘をつけない。
未だにそんなことを想っているのかと訊かれると、
うまくごまかすことができない。
本当に、バカ
(バカ筆頭スチールラグが通りますよ~)

数年前、大学時代の恩師の退官祝いがあり、
門下生が大勢集まった。
その中に当時付き合っていた彼女もいた。
歳は重ねていたけれど、
その笑い方や仕草はあのときのまま。
ほとんどしゃべることは無かったけれど、
彼女の声を聞くだけで幸せだった。
映画を見ながらそんなことを思い出していた。
(バカを通り越してメガバカ)

緑や水辺の風景が美しい。
儚げな少女たちが永遠にも見える。
作品の最後、「ラストレター」の本当の意味が明かされる。
それは、若者にとっては未来への応援歌であり、
大人にとっては大切な思い出を閉じ込めたタイムカプセルに思えた。

よく考えてみると、過去、岩井監督作品で余りはまった覚えがないのだけど、
本作はちょっと泣けました。

「ラストレター」MOVIXさいたま20200126
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