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キング・オブ・シーヴズのskm818のレビュー・感想・評価

キング・オブ・シーヴズ(2018年製作の映画)
3.7
泥棒稼業で身を立ててきた高齢者達(60歳でも若者扱い)が集まってお宝がっつりの貸金庫に押し入る話。のっけから泥棒同士の昔話が炸裂しており、当たり前のように犯罪計画。犯行自体もシステムに詳しい若者を加えて、割とさくさく進んでいく。高価なものを扱ってるのにセキュリティシステムだけに見張らせていて警備員がいないのにはびっくり。しかも休日中無人だから、いったん帰って出直して作業継続するという… 壁に穴開けたりする機材も色々。ただ彼らは現代の捜査システムを舐めていた。サクッと泥棒できるのと同じくらいサクッと特定されて泳がされているのにも気づかない。しかも仲間内の信頼関係がなくて、お互いに嘘をついては自分の分け前を増やそうとしたり出し抜こうとしたりするんですよね。友達というより腐れ縁なのだろう。そんな中、年寄り連中から侮られて配分から外される若者だけが、犯罪歴がない故に特定されず、リーダーのアドバイスに従って海外に逃げて逮捕を免れ、未来をつなぐという展開は味わい深いものがあるなあ。それにしても結局金塊どこいったん? バジルが持ってったん?
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