「ルール74 : 初心を忘れるな」
はっきりいって、いい意味でなんの成長もない続編。とりあえずの二度打ち感がタイトルと合致。とくにウディハレルソンとジェシー以下略は、全くといっていいほどに変わってない。
キャストがあんなに豪華でも初心を忘れないB級感といい、僕の求めていたものそのもの。
変に肩肘張ってわかりやすく売れそうな笑いに偏ってら…という不安は全くの杞憂だった
絶妙にダサくて、毒があって、オタクで、下品な台詞も、アメリカ文化への必要以上なラブコールも、何もかも好き。もはやなんだかわからない符牒も多かったし。
エルビスだらけのホテルでのお笑い草戦闘長回しシーンは結構画期的だと思ったし、名前も知らない馬鹿でかい車やコンバイン、ピサの斜塔などゾンビ史でもなかなかに下らなそうな名シーンがたくさんあった。コロンビアの女神からの冒頭のオープニングクレジットの演出も最高。映画の世界観満載の遊び心に溢れてる。
つまりは、ゾンビ脳でも楽しめるカジュアルな映画。
