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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のkeitoesのレビュー・感想・評価

3.5
グレタ・ガーウィグ×シアーシャ・ローナンの「レディ・バード」コンビが贈る最新作

でも個人的には、グレタは監督ではなく俳優としての彼女の方が好きだ

前作も今作も、本当に素敵だし素晴らしい映画なのは間違いないけれど、エンターテインメントとしての何かが足りないような気がしてしまうのだ

本人が女優だけあって、出演者の見せ方は本当に上手

シアーシャもエマ・ワトソンと、ティモシー・シャラメも、絵に描いたように美しい

その美しさに見入ってしまい、作品はあっという間なんだけれど、没入感があまり感じられない

面白い映画は、自分が映画を観ていることを忘れさせてくれるけれど、この作品はずっと映画を観ている自分が存在してしまう

うまく言えないんだけど、面白いのにあと一つ、何かが足りなく感じてしまうのは、そこら辺が原因なのかもしれない

あとは日本人にとって、外国人を見た目で判断するのがすごく難しく、例えばパッと見て外国人の年齢を当てるのは困難だ

この映画は、時系列が飛び飛びになる演出がされているので、上記の理由から混乱してしまう部分がある

勿論、ずっと作品に入り込んで、集中すればそんなことはないのだろうけれど、自分はそれが出来なかったことと相まって、途中でよく分からなくなってしまった

なので、これから観る人は「この映画は時系列が行ったり来たりする」という前提を頭に入れて観ると良いかもしれない
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