ふーたら

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のふーたらのレビュー・感想・評価

3.9
コロナ明け5週目、もうほぼ通常運転な気がしますが、まだまだ北九州ナンバーでの遠征には気が引ける今日この頃。

恒例の週末、ハシゴ鑑賞ですが、そんな中から、新作、準新作合わせて3本を厳選。

1本目は、グレタ・ガーウィグ、シアーシャ・ローナンの「レディ・バード」コンビの待望の新作「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」です。

先週観た「ハリエット」も新作でアカデミー賞絡みではありましたが、こっちの「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」は衣装デザイン賞受賞で、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、作曲賞の5部門にもノミネートされた本格派。
しかも、4姉妹のお母さんは、「マリッジ・ストーリー」で助演女優賞を受賞したローラー・ダーン、四女役のフローレンス・ピューも助演女優賞ノミネート。
自ずとハードルも高くなるってなもんです。まあ、高いハードルは楽々とクリアでしたけど。

その中で、私的に「ロンドン、人生はじめます」で息子役だったジェームズ・ノートンが演じるメグの旦那さんの立場が切なかった。本当はメグに立派なドレスを仕立ててあげたかったはずです。辛かったでしょうね。

それにしても、一週間前に観た「ハリエット」が頭に浮かんで、いまひとつ「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」の方に没入出来なかったかも。
だって、この物語の舞台の隣の隣くらいのペンシルベニア州では、ハリエット・タブマンがアメリカ史上初の女性指揮官として頑張っていた時期と、ほぼ同じ時期なんですよね。
もうちょっと、時期をずらしてもう一度鑑賞してみようって思っています。

2020年に劇場で観た映画の中で4位(50本中)です。
(本数は新作、および準新作の劇場鑑賞本数で、複数回鑑賞も1本でカウントしています。)

(2020/06/13 ユナイテッド・シネマなかま16 2D 字幕)
ふーたら

ふーたら