Moeka

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のMoekaのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

これは女が結婚しか生きる道がない時代に強く逞しく生きようとした女たちの話であり、自分の生きる道を歩もうとした女の話であり、“作家“の話ではあるのだけれども、いち作家志望の生物的女である私から見て
勿論家族を私が養わなきゃとかお金を工面しなきゃとかそうゆう葛藤もあった上、なんとかお金のために物語を変えなきゃいけないっていうことも分かるのだけれど。
作家になりたい、ということと作家で在りたい、っていうのは本当に違う。ルイガレルに批評されてすぐ書くのやめるって言ったりとか、笑 個人的にそういう部分に全く共感できなかった。原作だとなんでもの書くのが好きとか設定あったっけ、、、
あと、おてんばちゃんなのは良いんだけど、芸術を扱っているのはベスもエイミーもそうなわけで。その中でジョーが一番男勝りなキャラで。言葉っていうのはダイレクトにメッセージを発信するものだから、言葉そのもの自体に男性性、みたいなのが結び付けられてるのか?おてんばなのはいいけど、(ジョーはそうじゃないけど)色々はっきりいう女の子をちょっと下品な態度もとる荒っぽいキャラばっかで作られたらやだなあ

あとエマワトソンが最後の方までわりと社会的体裁を気にしちゃう長女演じるの、仄かな悪意を感じた次第です
ルイガレルが教授役で神設定すぎわろた

追記
作家が個人的に思う最もやりきれなくて審美的な言葉はラブレター以外にない、それは間違いない
Moeka

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