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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のrrのレビュー・感想・評価

3.7
強くて優しくて、脆さや弱さを隠さなくてもあらゆる面を持つすべての自分を肯定していいのだと、そう言い続けてくれるグレタ・ガーウィグはわたしにとって英雄のような存在。
今作は、『若草物語』という原作をもとにグレタが脚本・監督をしたものだが、彼女の生き様、今を生きる女性へのメッセージがダイレクトに届くような作品だった。
自分のやりたいことをやりたいのに、女性は結婚して家族を支えることが美とされる矛盾。女性という立場でも独立して生活をしたいけれど、このままひとりの人生を思うとどうしようもなく寂しい。ジョーの叫びが、胸に刺さった。
四姉妹と母親に、自分の中のいろいろな部分を投影してみることができるからこそ、この作品はとても響いた。
ティモシーシャラメはリアル王子様でした。
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