むぎたそ

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のむぎたそのレビュー・感想・評価

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姉妹っていたらどんな感じなんだろうと思わずにはいられない(私には兄のみ)

原作読んでないゆえ、そこからどう構成していったんだろうと気になった
後半の、書いてる話と今とが入れ子構造になってく感じが

ジョーのキャラクター、好きです

昨日のギャツビーシャラメよりこっちのシャラメのがずっといいね


【おかわり】
年末早稲田松竹。というか初見はコンディションが悪くけっこう寝てしまったので。

よくできてるなあ〜。
時間、現在と7年前から始まって、行ったり来たりするわけね。

岩波少年文庫(上巻のみ)読んでいたこともあり、よくわかった〜〜〜。四人姉妹の持ち味というか違いというか。メグとエイミー、ジョーとベスっていうお世話ペアの組み合わせも知ってて見たほうが、やりとりが深い味わいになったし。
(ううむ、原作読んでなかったり初見だとなかなかよくわからないで進むかもね〜)

原稿燃やすとこは、やっぱり10歳の道理がわからないエイミーならまだわかるけどフローレンス・ピューのどっしりな図体では無理……精神的にキツすぎる……設定上13歳だとしても。今年一、映画内ショッキングシーンかもしれん。私的に。
観劇誘わなかった代償として割に合わんて。でも、この物語のテーマの「ものを書くこと(自分の世界を持ち自分の足で立つこと)は何よりも大事」ってのが強烈に印象に残るから、いいエピソードなのかも。大事なものが奪われるのは魂が殺されるような気分だもの。冒頭でベア先生に書いたものを批判された時にとる態度もすごく気持ちがよくわかるいいシーンだった。(見透かされて図星ってのもあるし、自分のを悪く言う意見を受け止めたくない時もあるし、助言として受け止めたほうがいい時も両方あるからね。書いたり作ったりしてると。)

そのあと、エイミーを、自分のために道徳的にゆるす、ってのは、かなり長い小説の描写に比べてあまり内面とか感じさせることはなかったね。スケート池ドボンでまあ物理的に助けざるを得なかったというか。まあ小説と映画との違いってことでよい処理のされ方だとは思う。

んで、まあ、小説読んでるからか、ローリーをどう扱うかとか、その後のエイミーとローリーとのことも、けっこうすんなり受け止められました。最後、そんなショックじゃないというか。小説もうまくいかずベスも亡くなって心が弱ってて自分に自信がなくなってて気の迷いから、「愛するじゃなくて愛されたい気分なの」って言ってたけど、お母さんが言うように「それは愛じゃない」のでね。グレタ・ガーウィグ、すごい巧くなっていってる感じあるなー。。

2回めはエイミーが思ったよりも嫌なキャラじゃなかったな。「私はもう二番めはもう嫌なの!」って意思を表明するところとかよかったし。


「結婚だけが人生やるべきことじゃない。
でも……たまらなく、さみしいの。。」

すごい共感性の台詞だわな。
むぎたそ

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