たったたらりら

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のたったたらりらのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

涙のシーンはあるもののとても穏やかな気持ちで観られた。
久しぶりの映画館での鑑賞がじっくり観れるこの映画でよかった!

幼い頃に絵本で読んだ若草物語では、メグやエイミーが好きで共感していたんだったっけなっていううっすらした記憶だったけど、ジョーにもこんなに共感できる物語だったとは。
ベスが亡くなっちゃったのは幼い頃からすごく覚えてた。本当に悲しい。

姉妹のどの人生もそれぞれの迷いと決断が描かれてて良かったと思う。
正解はないけどあの時代で自分なりの幸せをみんな模索してたんだろうな

ジョーが最後急にNYの人とくっつきだしたところは展開はやすぎてびびった。小説の中での空想のハッピーエンドだとしたら納得がいく。おもしろいな。
でも、わたし個人としては、現実でもジョーがああいう形で幸せになったっていいじゃないかと思う。別に結婚したくないならそれでもいいけど、頑なにどちらかを選ばずとも、心安らぐ人がいるなら結婚して小説も書いて先生もやって、自立してるけど自分の頼れる家族もいて、、って欲張りでもいいじゃないか!!
今それが叶えられる時代だからこそ自分はそう思えるのかもしれないけど。
いろいろ空想できるエンディングでよかった。

どこまでが映画の演出かわからないけど、とてもいい流れで、すんとさわやかな気分で見終わった。
また小説も読みたいな。