「子供時代の終わり」という話題は、つい先日まさにそれを感じさせる出来事が我が身に起きたので、ジョー達の心境にはとても共感した。私はこの映画を友人達と地元のモールでプリクラなんて撮ったりしたあと、その熱がまだ残っているうちに観たわけだけど、スクリーン上で人物が大人になっていくのをこの目で観ながら、隣には先程まで一緒にはしゃいだ友人達がいるわけで、それはなかなか興味深かった。
あとはグレタの脚本力！後半部、ジョーの人生・他の登場人物達の人生・原作者オルコットの人生 (そして何ならグレタ含めこの作品に関わった全ての女性達の人生) がクロスしていく様はお見事。原作を読んだ甲斐があったと心から思った。
エンドロール、暗いスクリーンに浮かび上がるGreta Gerwigの名に盛大な拍手を！
