原作と過去の映像作品に
ゆかりがなく、
教養のなさがレビューに出てしまうのが恥ずかしい。
姉妹それぞれが迷いながら
揺れ動きながらも
自分の信念を貫いていく。
その時代の人から見れば
変わり者だったり、
可哀想なヒトだったりするけれど、
思うままに生きて人生に嘘をつかない人は
紛れもなく美しい存在だと感じます。
この時代における女性の選択肢と比較して
現代では老若男女みなが
いろんな選択と放棄できる自由度の高い時代だと思います。
それでも他人と違う道を選ぶことは難しく、
ともすれば非難されかねないという
生き難さすら感じる今日。
自分の在るべき姿くらいは自分で決める、
というエネルギーを貰える作品でした。
フローレンスピューの
肉親だったらギリギリ憎めない感じ。
感情移入できない作品だったらムカつく子になってしまいますが、
この人を含む演者の力で
役を愛させているんだと思います。
『ミッドサマー』然り、
『ファイティングファミリー』然り。
