ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語の作品情報・感想・評価

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語2019年製作の映画)

Little Women

上映日:2020年06月12日

製作国:

上映時間:135分

ジャンル:

あらすじ

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」に投稿された感想・評価

大好きな『フランシス・ハ』や『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督作となれば劇場に行くしかない。
少女時代(若草物語)と青年時代(続・若草物語)の時間軸が目まぐるしく交錯するが、時の流れの無常感が強調されてよい。同じ俳優とは思えない演じ分けもすばらしい。
内容はぎゅうぎゅうに詰まった感じだが、こんな濃密さは嫌いじゃない。
四姉妹のキャッキャウフフだけでも観る価値ある。
関係ないがティモシー・シャラメとハリー杉山は似てる。
NaitoMami

NaitoMamiの感想・評価

5.0

良妻賢母なメグ。男勝りなジョー。かよわいベス。おませなエイミー。
そんな「型」に押しこめられたキャラクターではなく、一人一人が自分のしたいことや自分の幸せを真摯に考え、追い求めたり受け入れる過程での困難と、それに打ち克とうとする強さが丁寧に描かれている。

メグの強さ。
贅沢な暮らしや華やかなものへの憧れを持ちながらも、自分が愛した人への敬い信じられる強さ。

ジョーの強さ。
男勝りにみえて誰よりもウブで繊細なのに強がりながら、怒りや悲しみやコンプレックスを自ら乗りこえていける強さ。

ベスの強さ。
誰もが受け入れがたいことを静かに、あるがままに受け入れられる強さ。もしかして一番強いのはベスなのかもしれない。不在の存在感の強さも含めて。

エイミーの強さ。
目標の達成にフォーカスして、どんな小さなこともおろそかにせず、たゆまぬ努力を続けられる強さ。
もしかしていちばん得しているようで、いちばん色んなものにがんじがらめに縛られていたのはエイミーかもしれない。

そしてマーチ夫人の強さも、しっかりと丁寧に描かれているのがまた素晴らしい。
夫が戦争に出ていて、お金にもゆとりがなく、それでもあれほどに豊かであたたかな暮らしを築き、絆を育める強さ。
「ほんとはすごく短気なのよ。40年以上かかって何とか克服してきた」と娘に語るシーン、よかったなぁ。

最初にこの映画のタイトルを見たとき、あきらかに「若草物語」なのにどうしてわざわざ別のタイトルにするのか解せなかった。
でも観終えた今なら、とてもよく分かる。
これはまさに、私たちひとりひとりの「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」。
なんて力強く、あたたかく、愛にあふれたメッセージだろう。
この作品が、この世界にあることが嬉しい。
この作品を撮ってくれて、ありがとう。

蛇足ながら、キャストはみな素晴らしかったけど
ベア先生だけは、なぜにドイツ語訛りの設定がフランス語訛りに変わっていたり、子持ちのおじさん設定が独身のインテリ男子になっていたのかは謎…
ルイ・ガレルを出演させたくて、彼ありきだったのかしら。

4姉妹のなかではベスが、これまでにないベス像を私たちに印象づけたと思う! ピアノをもらう一連のシーンも、海辺のシーンもすごくよかった。
mayu

mayuの感想・評価

4.0
やっと見れた!
1994版がとにかく大好きなのでどうしても比較して観てしまった💦
キャストや衣装、小物類が全部可愛くて好きだった!個人的に最後らへんで本ができていくシーン好きだった。
前作とは違って時系列でなく過去と現在を行ったり来たりしている点や、女性の自立っていう面で描き方違って面白かった!ただ私はやっぱり前作が好きでした。。なんといっても曲が最高に好きだったから。そしてまさかの鑑賞者が私だけいう映画館貸切でした。
yumiko

yumikoの感想・評価

3.6
そこまで心に残るものはなかったけど、美しいものをみるとあたたかい気持ちになる不思議。

欧米の暮らしは裕福な家庭でなくてもきらきらしてみえる。

新しい日常になって、久しぶりの映画館での鑑賞が素敵な映画でよかった
mrs

mrsの感想・評価

5.0
グレタ・ガーウィグの脚本が大好き!
説教がましくなくナチュラルに女性の心理を描いてくれる。女って男性と違って1人で対処していかなければならない試練が多い分、葛藤が常に付き物で、感情的だし心変わりも多くて面倒くさい生き物だなぁと改めて思った。好きだけど。笑

フェミった映画でよく見るシアーシャ・ローナンも大好き。途中からヴァージニアウルフに見えてきた。

どこを切り取っても良かったし、産前最後の映画これ観れて良かった。
1人目の時は『パットマン』だった!笑

このレビューはネタバレを含みます

涙のシーンはあるもののとても穏やかな気持ちで観られた。
久しぶりの映画館での鑑賞がじっくり観れるこの映画でよかった!

幼い頃に絵本で読んだ若草物語では、メグやエイミーが好きで共感していたんだったっけなっていううっすらした記憶だったけど、ジョーにもこんなに共感できる物語だったとは。
ベスが亡くなっちゃったのは幼い頃からすごく覚えてた。本当に悲しい。

姉妹のどの人生もそれぞれの迷いと決断が描かれてて良かったと思う。
正解はないけどあの時代で自分なりの幸せをみんな模索してたんだろうな

ジョーが最後急にNYの人とくっつきだしたところは展開はやすぎてびびった。小説の中での空想のハッピーエンドだとしたら納得がいく。おもしろいな。
でも、わたし個人としては、現実でもジョーがああいう形で幸せになったっていいじゃないかと思う。別に結婚したくないならそれでもいいけど、頑なにどちらかを選ばずとも、心安らぐ人がいるなら結婚して小説も書いて先生もやって、自立してるけど自分の頼れる家族もいて、、って欲張りでもいいじゃないか!!
今それが叶えられる時代だからこそ自分はそう思えるのかもしれないけど。
いろいろ空想できるエンディングでよかった。

どこまでが映画の演出かわからないけど、とてもいい流れで、すんとさわやかな気分で見終わった。
また小説も読みたいな。
Tsubasa

Tsubasaの感想・評価

4.0
素晴らしい。
みんなが言うに
見て間違いはないと思う。

まず監督はグレタ・ガーウィグ。
若草物語って100年以上も前の物語だけど、
ガーウィグは現代でも通用するような
所作で改変、表現していて
如何に身近に感じさせてるかが
伝わった。

夢を追い求め続けるって
間違ってないし
追い進むべきなんだなって
感じさせてくれた。

いやー、
お金でも仕事でも恋愛においても
自分が努力することに負はないんだな
って思わされたなあ

あとは、
4姉妹だからこそ
繊細に表現できてる女性像も
演出と共にすごい伝わった。
まあ、原作者がルイーザ・メイ・オルコット
という女性じゃない限り
語り継がれない作品なんだと思うけどね

4姉妹の人生でもあり、
奔放で正直で夢に真っ直ぐなジョー、
夢より結婚を望むメグ、
か弱い身体でありながら
音楽の才能溢れるベス、
末っ子ならではのわがままのエイミー、
どの人物の過去も現実も
葛藤に呑まれる時期もあろうと
歩んだ道が間違いであっても
人と人が育み生まれる愛が
溢れている。
そんな作品だった。

男が優位な社会に立ち、
女性は二の次で
また、女性らしさを求められるが、
この物語において、
それがどう見られようが
思われようが
どの道歩もうと肯定してくれることを
主張している気がした。

自分の意思で切り開く人生と、
女性の強さを熱く語る家族愛の物語。

キャストも充実してたし、
ガーウィグの他の作品も見てみたいと思う。
美しい映画。
それにしてもティモヒーシャラメはかっこええな。

このレビューはネタバレを含みます

子供の時から親しんだ物語なので、目新しさは感じないかと思いつつ観たけど、とても新鮮に感じた。

今っぽく仕上げてるんだけど、主張が声高過ぎなくて、自然で、でもとても胸に響く。
監督は分別のある、頭の切れる人なんだなぁと、好感が持てた。そのバランス感覚、センスも確か。
そして俳優陣もスマートで、キャラクターが生き生きとしていて、本当に素晴らしかった。


エイミーと結婚するローリーに、長年納得がいってなかったけど、今回、目からウロコ。
ローリーは美しいし良い奴だけど、ホントにダメなお金持ちのイタリア人なので、ジョーみたいな相手だと確実に結婚生活破綻、エイミーのようなしっかり者が必要、というのがよく分かった。
「結婚は経済」というのもよく分かった。
ティモシー・シャラメが上手すぎて、ダメすぎて、いい意味で説得力がありすぎた。

シアーシャ・ローナンの真っ直ぐさや、フローレンス・ピューの末っ子ゆえの立ち回りの上手さと諦めの良さ、この辺もものすごく説得力があって、本当にキャスティングが素晴らしい。

時間軸を2軸で観せてくれるのも店舗が良くて、効果的だった。

私がもっと若い時にこの作品を観ていたら、少し人生が変わったかもしれない。
Ditche

Ditcheの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしには本当に痛いくらい
痛いくらい
ジョーの気持ちが痛いほどわかった。

特に、オットーからのプロポーズを断る言葉。
自分に刺さって胸が痛かった。


ジョーの全てが愛せる。


そして、全てが美しい。
もう一度、映画館でみたい。

プログラムも購入。




自分を探す旅は生きている限り終わらない。
特別政治的な部分は描いていないけれど、世の中の女性の幸せの在り方がジョーのような勇気ある1人の女性のおかげで少しずつ多様になっていった。


物語りを書くのは『たった1人のため』でいい。
様に、生きていくのもきっと同じ。
心の底から愛せる1人に出会えるのか。
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