このレビューはネタバレを含みます
キリクと魔女を観た衝撃と感動から早10数年。
パリを舞台になんて素敵で美しい昨日。
少女ディリリの勇敢さと聡明さに感動しつつ、彼女を差別なく温かく受け入れる仲間と、そうでない不届き者、どちらも混在するそういう時代だったんだなと。
深い闇の部分を抱えながらも、パリジェンヌの美しさ、お洒落への情熱もまた抜かりない。
そう考えてみると、男性支配団の合言葉
「美しいパリ、腐ったパリ」に当時の時代背景が集約されているようにも感じます。
オレル青年が、千と千尋の「ハク」のような存在感でキュンとしました。