アニメはあまり観ないけど、
ジャケの色合いがきれいでずーっと観たかった作品。
ベル・エポック時代のパリ。ニューカレドニアからやってきたディリリが、パリで出会ったオレルとともに、町を騒がす少女たちの誘拐事件の謎を解いていく。
人種差別や女性蔑視を題材にしているけど暗くないのは色彩豊かで、画が常に明るいからだと思う。
でもこんなに女性蔑視も甚だしいおじさんたちが出てくる問題提起作品だとは思わなかった。
背景が実写で人物がアニメーションという面白い演出。
最初は慣れないけれど、
それがお互いを引き立たせているような気がした。
エッフェル塔、オペラ座、ムーランルージュ、ヴァンドーム広場など、ふたりがパリの町を三輪車で駆け巡る。
パリ好きにはたまらない。
フランス語を聞いていると優雅な気分になれるし、パリが大好きだ。
事件解決にキュリー夫人、パスツール、ピカソ、モネ、ルノワール、などアートに疎い私でも知っている著名人たちが協力してくれる。
縄跳びが得意で上品で賢くて勇敢でかわいくて存在自体がオシャレなディリリ。
朝焼け、微妙な色のブルーの空、星空が本当にきれい。
ラストのディリリの言葉が印象的だった。
寝る前に観たので今日はこんな夢を見られたら幸せだなと思いました。
おすすめです。
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2020/№270.◡̈*✧🌛
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