馬鹿みたいにおもろい。
この面白さを「映画」に分類していいのか正直わからなくなる。それほどの本物感がある。本物といっても、別にモキュメンタリーであるとか俳優の演技が生っぽいとかいう意味ではなくて、トム・クルーズ作品に近いようなリアリティを感じた。ただしあんなに高揚感に浸れるようなスリルでもなく、地の底に引きずり込まれそうになる泥まみれのスリル。
ストーリーは単純、犯罪者四人が超敏感な爆発物をトラックで運ぶ。それだけ。
本題に入るまでがちょっと長すぎた気もするけど(少し寝た)そのパートのおかげで、普通の領域にはいないような箍が外れた人間までも、あの恐怖には太刀打ちできずに飲み込まれてしまうのか。という説得力が確かにある。
とはいえめっちゃ笑った。ふざけているシーンではまったくない、超真剣な表情・空気で断崖絶壁や急すぎる斜面、ボロッボロの吊り橋をトラックで渡っていく。それがめっちゃおもろい。もうタイヤ映すだけでおもろい。トラックってあんな動きするん?😂
緊迫してるからこそ、真剣にアホな挙動をするのがおもしろおかしかった。