TSUTAYAの良品発掘コーナーから初めて手に取った作品。
大人の階段を一段登った感覚。
このジャケットからいってまさしく恐怖がビシバシ感じられる。それもそのはず、このジャケットのトラックがまるで魔人のように見えることからSorcererつまり魔法使いというタイトルになってるのだとか。
殺し屋、テロリスト、マフィア、投資家の4人がそれぞれ国外逃亡の末たどり着いた南米のある村でジリ貧の生活を送ることになる。
そんな中、油田採掘現場で大爆発が起き、燃え盛り続けてしまい、解決策としてニトログリセリンの爆風で消し去る計画を立てる。だが、古くなったニトログリセリンは液状化してしまっていて少しの衝撃で大爆発する恐れがある。なおかつその現場までは2台のトラックで運ぶことになり、道のりはとてつもなく過酷ときた。そこでこの4人が高額の報酬と引き換えに計画を実行する。たどり着けるのか、誰が生き残るのか、ハラハラドキドキな2時間だった。
ただなんとも人物描写が希薄で、特に殺し屋の男なんて、いる意味が分からない。
伏線も回収されてないしその点ではよく分からない。
加えて、油田での爆発がまぁ迫力あって、これは今後ニトログリセリンが爆発した時にはもう大興奮するだろうなと思いきや、、、。
ニトログリセリンのヤバさと規模感が拍子抜けで残念。
とはいえ、このジャケットのシーンはほんと画面にかじりついて観てしまった。
しかもあまりセリフがなく、ジャングルでの大雨や雷などの音だけで、とんでもなく緊迫感のある映像が流れる。
これ全部本物だからまたすごい。
名作たる所以かもしれん。
